オオトリ建設

tel.0120-383-008

メガメニュー を開く

メガメニュー を閉じる

blog

スタッフブログ

ガレージの価格相場はいくら?費用を安く抑えるコツと注意点をプロが解説

サムネイル画像

目次

ガレージを新設・増設したい場合、いくらかかるのか、どんな種類があるのか、節約のポイントなど、さまざまな疑問をお持ちではないでしょうか。

 

この記事では、住宅と外構の工事に詳しい工務店の視点から、ガレージの価格相場と費用を抑えるための工夫から建築時の注意点まで、詳しく解説します。初めてガレージを建てる方でも安心して計画できるよう、種類別・構造別にわかりやすくまとめました。

 

ガレージとカーポートの違い

 

ガレージ カーポート
構造 屋根・壁・シャッター付き 屋根と柱のみ
防犯性 高い(施錠できる) 低い
雨風の遮断 完全に可能 一部のみ
費用 高め(100万円〜) 安価(数十万円〜)
固定資産税 原則かかる 基本的に非課税(条件あり)

 

ガレージは屋根と三方向以上の壁、シャッターで囲まれている構造のため、雨風や紫外線をしっかり遮断でき、防犯性にも優れています。シャッターに鍵をかけることで、車の盗難やいたずら対策も可能です。

 

一方、カーポートは屋根と柱だけのシンプルな構造です。壁がないため防犯性や耐候性ではガレージに劣りますが、その分、施工費用を抑えられる点が魅力です。

 

また、税制面でも違いがあります。ガレージは原則として固定資産税の課税対象となりますが、カーポートは構造によって非課税となる場合があります。

 

用途や立地、予算に応じて、どちらが適しているかを判断しましょう。

 

参考:固定資産税の概要|総務省

 

ガレージの価格相場|種類別に比較

Cafe風 広々ウッドデッキのお家

 

ガレージの建築費用は、どのような形式で建てるのかによって大きく変わります。また、使用する素材や広さ、設備の有無、施工の難易度なども価格に影響する要素です。

 

ここからは、代表的な3つのガレージタイプ(新築・既製品・ビルトイン)について、それぞれの特徴と相場の目安を具体的に解説していきます。ご自身の用途・予算に近いタイプから検討してみてください。

 

新築の独立ガレージの場合

 

新築で独立型のガレージを建てる場合、家を建てるのと同様に基礎工事や構造材の選定が必要です。車1台分のガレージでも、建築費用の相場は100万円〜300万円と幅があります。

 

価格差が大きい理由は、構造(木造・鉄骨・RC造)や大きさ、設備(シャッター・照明・換気など)のグレードによって大きく変動するためです。

 

また、車2台分などの大型ガレージを建てる場合、単純におおむね倍額になると考えておくと良いでしょう。新築の独立ガレージは、完全オーダーで外観や機能にこだわる方に適した選択肢です。

 

既製品のガレージを設置する場合

 

既製品のガレージは本体価格だけを見ると割安に感じられますが、実際にはそれ以外にも費用が発生します。本体の組立費用、基礎工事、土間コンクリートの施工などが必要になるため、トータルでは約90万〜120万円が相場です。

 

また、地面の整地や設置場所の条件によっては、追加の外構工事が必要になる場合もあります。結果的に新築とあまり変わらない費用になることもあるため、事前の総額見積もりをしっかり取ることが大切です。

 

手間をかけずにガレージを設置したい方には便利な選択肢ですが、見えにくい費用に注意しましょう。

 

ビルトインガレージを増築する場合

モールテックスのキッチンと趣味を楽しむロフトがある家

 

ビルトインガレージとは、住宅と一体化した構造で、建物の一部として車庫スペースを取り込むタイプです。住居から直接車にアクセスできるため、雨の日の乗り降りや荷物の出し入れなどがしやすく、利便性が高まるため、人気の高いガレージです。

 

しかし、ビルトインガレージを増築する場合には高度な設計・工事が必要なため、費用は高めです。増築やリフォームで取り入れる場合、費用相場は150万~400万円程度とされています。

 

建物の構造や敷地の形状に応じて対応が変わるため、計画時には建築士や工務店に事前に相談し、プランニングすることが重要です。また、地域によって気候・人件費・資材価格・規制条件が異なるため、同じ仕様でも費用にばらつきが出ることがあります。

 

こちらの動画では、ドライブスルー方式のガレージのある平屋をご紹介しています。オオトリ建設では、このような立地を活かしたユニークなガレージも実現可能です。

【ルームツアーvol.54】30代おしゃれ夫婦が暮らすガレージのある超開放的な平屋

 

ガレージ施工の主な工事項目

ガレージの価格を考えるうえで、本体価格以外にかかる工事費用を把握しておくことも重要です。施工時には以下のような費用が加算されるのが一般的です。

 

基礎工事 ガレージを安定させるためのコンクリート基礎。規模によって15万〜30万円が目安
土間コンクリート打設 車を停める床部分のコンクリート施工。約5,000〜10,000円/㎡程度
電気工事 照明・コンセントなどの配線施工。5万〜15万円ほど
組立工事 既製品のガレージは本体とは別に施工費が必要。工事内容により5万〜20万円前後
諸経費 資材運搬費、設計費、施工管理費などがかかる場合も

 

これらの費用はガレージの種類や規模、地域によって変動します。見積もりを比較する際は、「本体価格だけでなく、付帯工事も含めた総額」で比較するようにしましょう。

 

ガレージの建築費用を抑える3つのポイント

ガレージのサイズ・素材・オプションを見直すことでコストダウンが可能です。ガレージの建築費用を抑えるには、次の3点を見直すことがポイントです。

 

  • 広さ
  • 素材
  • オプション

 

それぞれについて、見直しのポイントを詳しく解説します。

 

サイズと台数を最適化する

車1台分のガレージに最低限必要なスペースは、2.5m×4.8m程度です。大型車や荷物の積み下ろし、自転車の収納なども考える場合は、3m×6m程度のゆとりを持たせると快適ですが、その分、建築費用は増加します。

 

また、初期の段階で設備を詰め込まず、必要最低限に抑えることも大切です。シャッターや照明などの設備は、後から追加することも可能です。

 

素材を見直す

 

ガレージの建築費用は使用する素材によって大きく変わります。ガレージの素材には、主に木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート(RC)造の3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

ここでは、素材のメリット・デメリットについて簡潔に説明します。特徴については、次の項目でより詳しく紹介します。

 

木造(100万〜150万円)

 

木造ガレージは安価で温かみのある外観が魅力ですが、湿気や紫外線による劣化が起こりやすいです。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

鉄骨造(150万〜250万円)

 

鉄骨造とは、鋼材(スチール)を主要構造部に用いた建物の構造形式です。メンテナンス性と耐久性に優れ、天井にチェーンブロックなどを取り付けられる構造にすることも可能です。ただし、ガレージ自体のDIYには不向きで、サビ対策も必要です。

 

鉄筋コンクリート造(200万〜300万円)

 

鉄筋コンクリート造はRC造(Reinforced Concrete Structureの略称)とも呼ばれます。遮音性・気密性・耐火性・耐震性に優れており、重厚な雰囲気のガレージに適しています。ただし、湿気がこもりやすく、換気対策を要します。

 

それぞれの特徴を理解したうえで、用途・予算に応じて素材を選びましょう。

 

オプションを必要最小限に

 

快適さを求めすぎてオプションを増やすと、ガレージ費用は想像以上に高くなります。

 

ガレージを快適に使いたいという思いから、つい、照明・シャッター・換気扇などのオプションを追加しがちですが、設備を増やすほど建築費用も比例して上がります。

 

例えば、シャッターは「手動タイプ」で約20〜30万円、「電動タイプ」では約40〜60万円と、倍以上の価格差があります。換気設備や照明、コンセントの追加も含めると、オプションだけで数十万円単位の追加費用になることも少なくありません。

 

また、導入時にあれもこれもと揃えてしまうと、使い勝手の良さは確保できても、予算オーバーの原因になってしまいます。

 

そのため、最初は「本当に必要な機能だけ」に絞って計画し、使いながら必要に応じて追加する方法がおすすめです。後付けが可能な設備も多いため、将来の拡張性を見込んだシンプルな設計が、コストパフォーマンスに優れています。

 

素材別に見るガレージの特徴と価格

先にご説明した通り、ガレージの建築費用は、選ぶ「構造素材」によって大きく異なります。見た目や使い勝手、耐久性、将来のメンテナンスコストまで含めて検討することが大切です。

 

木造ガレージの特徴

 

費用を抑えつつ、ナチュラルでおしゃれな雰囲気のガレージにしたい方におすすめです。

 

木造ガレージは、ガレージ素材の中で比較的建築コストが安いのが特徴です。車1台分なら、100〜150万円程度が相場です。外観のデザイン性も高く、木の温もりを活かしたナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上がります。

 

ただし、木材は雨や紫外線で劣化しやすいため、塗装や防腐処理などの定期的なメンテナンスが必要です。また、湿気にも弱いため、通気性を確保した設計が望まれます。

 

【こんな方におすすめ】

  • 費用を抑えてガレージを作りたい
  • 自然素材を活かしたデザインが好き
  • 定期メンテナンスに抵抗がない

 

鉄骨造ガレージの特徴

 

高い耐久性と強度を求めるなら鉄骨造が最適です。

 

鉄骨造のガレージは耐久性が高く加工精度も良好なため、長期的な使用を見据えた設計に向いています。車1台分の建築費用はおよそ150万〜250万円です。また、天井にチェーンブロックや収納棚などの設備を取り付けることも可能なため、車の整備や、DIY用途にも適しています。

 

一方で、鋼材はサビの発生リスクがあるため、防錆処理や定期的な点検・塗装が必要です。また、木造に比べると、完成後のガレージの加工はやや難しくなります。

 

【こんな方におすすめ】

  • 車2台以上の大型ガレージを計画している
  • メンテナンス作業や工具の収納にも使いたい
  • コストよりも機能性・耐久性を重視したい

 

鉄筋コンクリート造のガレージの特徴

 

鉄筋コンクリート造のガレージは圧倒的な耐久性と遮音性を誇りますが、費用は3種類の中で最も高額です。

 

RC造のガレージは、耐震性・防火性・遮音性・気密性のすべてに優れており、都市部や高級住宅地での採用が多い構造です。価格帯は200万〜300万円程度と他の構造に比べて高額ですが、建物としての性能は最も優れています。

 

ただし、気密性が高い反面、湿気や熱がこもりやすいため、換気扇や空気口の設置など換気計画が不可欠です。工期も長くなる傾向があります。

 

【こんな方におすすめ】

  • ガレージのほか趣味部屋や倉庫としても使いたい
  • 遮音・断熱など快適性を重視したい
  • 外観に重厚感・高級感を求めたい

 

ガレージの固定資産税|カーポートとの違いも解説

 

ガレージは基本的に固定資産税の課税対象ですカーポートは条件によっては非課税ですが、例外もあります。

 

建物に課される固定資産税は、ガレージを建てる際に見落とされがちなランニングコストです。次の条件をすべて満たす構造物は、建築物としてみなされ、固定資産税の課税対象になります。

 

  • 屋根がある
  • 三方向以上が壁に囲まれている
  • 基礎が地盤にしっかり固定されている

 

この条件を満たすガレージは、ほとんどのケースで固定資産税がかかります。

 

一方、カーポートは、屋根と柱だけの簡易な構造であれば非課税とされることが多いですが、例外もあります。例えば、住居に接していたり、側面にパネルがある場合などは、ガレージと同様に課税対象と判断されることもあるため、注意が必要です。

 

後悔しないガレージ計画を立てるため、市区町村の税務課へ確認し、将来的な維持費用まで想定しておきましょう。

 

ガレージ設置に必要な建築確認申請とは

 

一定の条件を満たすガレージ・カーポートは、建築基準法に基づき「建築確認申請」が必要です。違反すると罰則が課せられることもありますので注意が必要です。

 

 申請が必要なケース

 

ガレージやカーポートを設置する場合、「これは建築物に該当するのか?」という観点で確認が必要です。

 

原則として、次のいずれかに該当する場合、建築確認申請が必要になります。

 

  • 床面積が10㎡以上
  • 防火地域・準防火地域に該当する(床面積が10㎡未満でも要申請)

 

反対に、床面積が10㎡未満かつ防火地域等に該当しない場合は、確認申請が不要なケースもあります。ただし、自治体により判断が異なるため、必ず事前に確認しましょう。

 

参考:建築基準法 第六条(建築物の建築等に関する申請及び確認)

 

申請費用と委託費用の目安

 

建築確認申請には、以下のような費用がかかります。

 

  • 申請手数料(自治体へ支払う):約2万〜5万円
  • 代行費用(建築士・施工業者への報酬):約8万〜20万円

 

図面の作成や役所とのやり取りが必要になるため、個人で行うのは現実的に難しい場合が多いです。工務店や設計事務所に依頼することで、申請から工事、検査までの流れがスムーズになります。

 

ガレージの値段についてよくある質問

 

ガレージの値段について、よくある質問を以下にまとめました。

 

Q1:ガレージの価格はどのくらいですか?

A:新築の独立ガレージは100〜300万円、既製品は90〜120万円、ビルトインタイプは150〜400万円が相場です。

 

Q2:固定資産税はガレージにもかかりますか?

A:はい。屋根・壁・基礎がある構造物は課税対象です。カーポートは条件によって非課税となることもあります。

 

Q3:建築確認申請は必ず必要ですか?

A:床面積が10㎡以上、または防火地域に該当する場合は申請が必要です。

 

Q4:ガレージを安く建てるには?

A:木造+最小限のサイズ+シンプルな設備で建てるのが最もコストを抑える方法です。

 

Q5:後からシャッターや設備を追加できますか?

A:はい。多くの設備は後付け可能なので、初期は必要最小限で計画するのがおすすめです。

 

まとめ|理想のガレージを予算内で建てるには

 

ガレージは、構造の違いや素材、広さ、設備などの要素で、費用やメンテナンス、税金まで大きく変わります。安さだけを重視せず、将来的な維持費や使いやすさも含めて総合的に判断することが、後悔しないガレージづくりのポイントです。

 

まずは、どのように使いたいのか、必要な機能は何かを整理したうえで、専門業者に相談してみましょう。オオトリ建設では、施工事例やおしゃれな外観写真を公式InstagramYouTubeなどのSNSでも紹介しています。ぜひチェックして、イメージづくりに役立ててください。

 

こちらのおうちでは、趣味を楽しむためのガレージをビルトインで実現しました。理想のガレージを実現するのに、ぜひ参考にしてみてください。

【ルームツアーvol.90】片付け苦手でも暮らしは整う。“おもてなし上手な夫婦の住まい”

 

ガレージづくりで迷ったら、まずは専門家に相談を

 

ガレージの費用や構造、申請の手続きまでひと通り理解できたとはいえ、実際の土地条件や使い方によって最適なプランは人それぞれ異なります。

 

「どの素材が自分に合っているのか?」

「固定資産税は実際いくらかかるのか?」

「申請はどこまでサポートしてもらえるのか?」など

 

少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

 

地域密着型のオオトリ建設では、施工事例やお客様の声も多数掲載しております。無料の個別相談や現地調査、お見積もりも承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

▲ PAGE TOP

建設業愛知県知事許可(特-5)第105466号
Copyright© 2022 オオトリ建設 Ltd., All Rights